【マクドナルド】 1~6月期は182億円の営業赤字、売上高は3割減

2015/08/18 00:00
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 日本マクドナルドホールディングスが発表した2015年1~6月期の連結業績は、売上高が前年同期比29.5%減の852億円、営業損益が182億円の赤字(前年同期は35億円の黒字)だった。

 

 昨年夏以降に発覚した使用期限切れの鶏肉の使用、商品への異物混入など食の安全・安心に関する問題から客足が遠のいた。既存店売上高は27.5%の減少だった。

 

 店舗の収益力悪化に伴う減損損失、店舗閉鎖に伴う損失など67億円の特別損失を計上したことから、最終損益は262億円の赤字(前年同期は18億円の黒字)となった。

 

 同社はビジネスリカバリープランと称する再建計画に基づいて、今期中に約500店舗の既存店を改装すると共に、成長が見込めない131店舗を閉鎖する予定。全国を3つのエリアに分け、地区本部にマーケティングや人事などの権限を委譲することで、地域密着型の経営を進めて再建を図る。

 

 15年12月期の通期業績予想は据え置いた。売上高は10.0%減の2000億円、営業損益は250億円の赤字(前期は67億円の赤字)を見込んでいる。

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