【消費支出】 2月は実質2.9%減、11ヵ月連続のマイナス

2015/03/31 00:00
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 総務省が発表した2月の家計調査によると、2人以上の世帯の1世帯当たりの消費支出は26万5632円で物価変動の影響を除く実質ベースで前年同月比2.9%の減少だった。マイナスは11ヵ月連続。

 

 前月(5.1%減)や前々月(3.4%減)に比べて落ち込み幅は縮まったが、前年の駆け込み需要の反動の影響が続いている。

 

 品目別では冷蔵庫や掃除機、洗濯機など家庭用耐久財(37.2%減)、ベッドや布団など寝具類(36.3%減)、装身具(47.1%減)、腕時計(64.9%減)などの落ち込みが特に大きかった。トイレットペーパーや洗濯用洗剤など家庭用消耗品も8.3%減だった。

 

 食料は0.6%の微減で、3ヵ月連続の減少となった。

 

 また、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実収入は48万8519円で実質0.7%の減少。17ヵ月連続で前年の収入を下回った。物価の変動を考慮しない名目ベースでは1.9%上がった。

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