【上場百貨店】　11月の売上高は大手４社中３社がプラス

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 上場百貨店グループ４社が発表した11月の売上高（速報）は、J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店を除く３社が前年同月の実績を上回った。

 日曜・祝日の日数が前年より２日多かったことで客足が増えたほか、訪日外国人向けの免税品販売も好調だった。

 最大手の三越伊勢丹は0.7％増で５ヵ月連続のプラス。伊勢丹新宿本店と三越銀座店が好調で、全体を引っ張った。一方で、伊勢丹相模原店（4.6％減）や札幌丸井三越（3.3％減）などグループの郊外店や地方店は全体的に振るわなかった。

 高島屋は大阪店（5.3％増）、新宿店（4.2％増）など大型店が好調で0.8％のプラス。特選雑貨や宝飾品など高額品の売上も戻ってきたという。エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は阪急本店（9.1％増）の好調に支えられて、3.9％増だった。

 一方、大丸松坂屋百貨店は0.2％減とわずかに前年実績に届かなかった。