【コープネット】 店舗の廃食油を利用して自家発電、年50トンのCO2削減
コープみらい(さいたま市)など関東信越の6つの生活協同組合が加盟するコープネット事業連合(同)は9月19日、店舗から回収した廃食油を利用した自家発電の実証実験を始めた。
店舗で揚げ物などに使った廃食油を生鮮加工施設である「コープネットフーズ桶川生鮮センター」(埼玉県桶川市)に集め、バイオディーゼル燃料として自家発電装置を駆動する。発電装置はヤンマーエネルギーシステム製。
昼間の補助電源として同センターで使用し、電量需要が集中する時間帯の供給電力量を抑える「ピークカット」につなげる。また、発電装置と合わせて熱交換器を設置し、ボイラーで使用する液化石油ガス(LPG)の使用量も削減する。これにより、年間約50トンの二酸化炭素(CO2)の排出を削減できるという。
1日14時間稼働することで、月間約10万キロワット/時の発電、約17万キロワット/時の温水供給熱量を想定している。実証実験は2016年8月までの2年間続ける。