【ヤマザワ】秋田県の食品スーパー、よねや商事を完全子会社化
山形・宮城両県が地盤の食品スーパー、ヤマザワ(山形市)は12月24日、秋田県南部で9店舗を展開する同業のよねや商事(秋田県横手市)を買収すると発表した。
ヤマザワは昨年9月によねや商事の株式の10%を取得、副社長を派遣すると共に子会社を通じて総菜の供給などを行ってきた。
来年2月末をめどに残りの90%の株式をよねや商事の佐々木隆一社長らから買い取り、完全子会社化する。
追加での株式取得額は約11億円。
ヤマザワは山形・宮城両県で食品スーパー65店舗(11月末現在)を展開しているが、よねや商事の子会社化によって秋田県にも店舗網を広げることになる。
よねや商事は「スーパーマーケットよねや」の名前で店舗を運営しているが、買収後も店名は変えない方針だ。
ヤマザワの2014年2月期の売上高見通しは1020億円。一方、よねや商事の13年3月期の売上高は106億円、営業損益は890万円の赤字だった。