【全国百貨店】4月の売上高は1.3%増、春物ファッション好調
日本百貨店協会がまとめた全国百貨店の4月の既存店売上高は前年同月比1.3%増と2ヵ月連続のプラスだった。東日本大震災の直後だった前年4月の自粛ムードから消費マインドが大きく好転したことや中旬以降の気温上昇で春物ファッション商材が好調だったことが要因。
夏の電力不足に伴う節電意識の高まりなどもあって、紳士服・洋品などクールビズ関連商品も売上げを牽引した。
地区別では、昨年は震災後の店舗補修工事で臨時の営業体制を強いられていた仙台地区が55.1%の大幅な反動増となる一方、前年に新店や増床効果が見られた大阪地区と福岡地区はその反動が出てそれぞれ3.2%減、2.5%減と前年割れだった。東京は6.7%増と前月に続いて好調を維持した。