【マルエツ】既存店4%のマイナスで減収減益に、上半期
食品スーパー大手のマルエツが発表した2010年度上半期(3~8月)の連結業績は、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が前年同期比3.3%減の1655億円、営業利益が16.8%減の34億円だった。特別損失として賃貸不動産の転貸損失引当金などを計上したため、純利益は96.4%減の1億円となった。
マルエツ単体での既存店売上高は4.0%減と苦しんだ。客数は1.7%のマイナス、客単価は2.4%のマイナスだった。店舗については都心部の「フーデックスプレス」「ポロロッカ」「サンデーマート」計55店舗の店名を「マルエツ」および「マルエツ プチ」に変更して、マルエツブランドの浸透を図った。また、都心小型店を中心に5店舗を新設(2店舗を閉鎖)した結果、上半期末での店舗数は249店舗となった。下半期も小型店主体で8店舗を出店する予定だ。
11年2月期通期でも、営業収益3310億円(前期比1.8%減)、営業利益65億円(17.3%減)、純利益23億円(67.0%減)で減収減益となる見込みだ。