【メディパル】三菱商事と共同で中国企業に出資、医薬品卸売事業に参入
医薬品・日用品卸大手のメディパルホールディングス(旧メディセオ・パルタックホールディングス)は三菱商事と共同で中国の現地企業に出資し、同国で医薬品卸売事業に参入する。
両社は中国最大の医薬品卸である国薬ホールディングス(上海市)と包括提携を結び、同社傘下の北京華鴻に出資、北京市で合弁事業を始める。北京華鴻には三菱商事が25%、メディパルが14%を出資、国薬ホールディングスの出資比率は51%となる。
メディパル、三菱商事、国薬ホールディングスの3社は今後、医薬品卸売事業での業務協力、薬局チェーン事業の展開などを柱に具体的な提携の内容を詰めていく。中国の医薬品市場は5年連続で2ケタ成長を続け、現在約4兆円の市場規模といわれており、今後さらなる拡大が見込まれる。
メディパルと三菱商事は2005年9月に包括提携を結んでいる。