【マルエツ】特損計上で最終赤字、営業益は3%減の20億円
マルエツが発表した2011年2月期第1四半期(3~5月期)の連結業績は、既存店ベースの売上高が6.1%減と大きく落ち込んだものの、粗利益率が0.7ポイント改善の29.0%に上昇、また、テナントからの不動産賃料など営業収入が13.0%増となったことから、営業利益は20億円と前年同期比2.6%減にとどめた。ただ、賃貸物件を別のテナントに転貸するのに伴う損失引当金繰入額など約16億円の特別損失を計上したことから純損益は約2億円の赤字となった。
期間中に小型店「マルエツ プチ」2店舗を新設する一方、1店舗を閉鎖、売上高は6.3%減の786億円だった。商品部門別の売上では、鮮魚(6.1%減)、一般食品(6.6%減)、雑貨・衣料(11.6%減)の落ち込みが大きかった。
11年2月期通期では、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が3310億円(1.8%減)、営業利益が65億円(17.3%減)、純利益が23億円(67.0%減)の減収減益予想を維持した。