【エディオン】傘下のデオデオとミドリ電化を合併、西日本の事業を一体化
家電量販店大手のエディオンは、傘下のデオデオとミドリ電化を10月1日付けで合併させる。デオデオは中四国と九州を地盤に704店舗(フランチャイズ585店を含む、2009年3月末)、ミドリ電化は近畿地方を地盤に78店舗を展開しており、両社を統合することで西日本の事業を一本化する。11月には情報システムを統合、来年4月には組織も統合する。合併後の新社名は未定。デオデオとミドリ電化の売上高は単純合計で約4500億円(2008年度)。
エディオンはデオデオとエイデンの共同持株会社として2002年に設立。その後、2005年に株式交換によってミドリ電化を完全子会社化した。今回の合併で、中部以東はエイデンが、西日本は合併後の新会社が事業を担う体制が整う。なお、エディオンは北陸を地盤とするサンキュー(福井市、店舗名「100満ボルト」)の株式の40%を取得し、連結子会社している。
エディオンの09年3月期の連結売上高は8030億円で家電業界第2位だが、最大手のヤマダ電機に売上高、利益ともに大きく後れを取っており、子会社合併により経営効率を高める。