バローの2011年3月期第1四半期、営業益は15%増も特損計上で2億円の最終赤字
東海・北陸地方で食品スーパー、ドラッグスア、ホームセンターなどを展開するバローの2011年3月期第1四半期(10年4~6月)の連結業績は、新規出店効果などで営業収益(売上高と不動産収入などの合計)が6.8%増の914億円となり、営業利益は15.0%増の18億円になった。しかし、資産除去債務に関する会計基準を適用したことに伴い14億円の特別損失を計上したため、純損益は2億円の赤字となった。
スーパーマーケット(SM)事業では5店舗を新設したほか、EDLP(常時低価格)政策の効果もあって4月、5月とマイナスだった既存店売上高が6月には0.3%増、7月は4.0%増と上向いてきている。4~6月期のSM事業の売上高は既存店ベースで2.3%のマイナス、全店ベースでは10.1%増だった。
また、ホームセンター事業の既存店売上高は4~6月期で0.9%増と前年同期比でプラスを確保、さらに7月は8.5%と大きく伸びた。
11年3月期通期の業績予想は従来通りで、営業収益3739億円(8.4%増)、営業利益96億円(1.6%増)、純利益31億円(21.4%減)を見込む。