【マックスバリュ中部】新社長に元常務の正木雄三氏、中西社長は会長に
イオン子会社の食品スーパー、マックスバリュ中部(三重県松阪市)は3月17日、同社の元取締役常務執行役員で現在はイオンの品質検査子会社、生活品質科学研究所の社長を務める正木雄三氏(58歳)が4月21日付で新社長に就任する人事を発表した。社長の中西進氏(61歳)は代表権を持つ会長に就く。
正木氏は1974年にジャスコ(現イオン)入社、水産商品部長、マックスバリュ四国事業部長などを経て2002年6月にマックスバリュ中部取締役常務執行役員となり、その後、イオンの青森岩手事業部長を経て、07年5月から現職に就いていた。
一方、マックスバリュ中部が同日発表した2010年1月期連結業績は、売上高に不動産収入などを加えた営業収益が1169億円(前期比1.5%増)、営業利益が19億円(3.8%減)、純利益が4億円(33.2%減)と増収減益だった。地元食品スーパーから2店舗の営業譲渡を受けて新装開店したことで増収を確保したが、既存店ベースでの売上高は2.9%減となった。客数は0.9%増、買い上げ点数は0.8%増と微増だったものの、一品単価が4.5%落ち込んだ。1店舗を閉鎖したことで期末店舗数は88店舗となった。
11年1月期の連結業績は、営業収益が1172億円(0.2%増)、営業利益が19億円(0.3%増)、純利益が4億円(1.4%増)と前年並みを見込む。