「ダイエー西宮店」がリニューアル、近畿エリア旗艦店の位置づけ
ダイエーは4月23日、「ダイエー西宮店」(兵庫県西宮市)をリニューアルオープンする。同社の近畿エリアにおける旗艦店舗と位置づけ、食の専門性をさらに高める商品の展開を強化する。
同店は2019年3月に山陽マルナカ(現マックスバリュ西日本)から承継した14店舗のうちの一つで、ダイエーの店舗では最大規模の食品売場面積と集客力を有している。21年9月からはネットスーパーのサービスを開始、同12月には来店客が自分で商品バーコードを読み取って会計を済ませる「レジゴー」も導入した。
ダイエー西宮店は1階が食品売場、2階が日用品・衣料品の売場となっているが、今回は1階を大きく刷新した。即食・簡便ニーズへの対応としてデリカ(総菜)売場を約2倍に拡大、冷凍食品は約560品目を品揃えする。
加工食品や日配食品などの売場では、電子棚札(ESL)を採用した。表示が見やすく、値札の取り換え作業などを省力化できる。ワイン売場では電子棚札に二次元バーコードを表示、来店客がスマートフォンで読み取ると産地や味などの情報を取得できる。
また、1階には新規飲食テナントとして「大阪王将」や「ケンタッキーフライドチキン」、海鮮丼・寿司の「六鮮」などを導入。約120席のフードコートを展開する。