天満屋・天満屋ストア
生鮮中心に主力商品をブラッシュアップ
販売力強化と生産性向上に取り組む
天満屋ストアは岡山を中心に広島・鳥取の3県で、総合スーパーの「天満屋ハピータウン」や食品スーパーの「天満屋ハピーズ」など計46店舗を展開する(2025年5月末)。
天満屋ストアは1969年に会社設立後、69年に1号店の「テンマヤストア岡輝店」を開店。72年に大型店舗の「天満屋ハピータウン玉野店」を開店した。88年に自社カード「ハピーカード」を発行、89年に株式上場した。13年にイトーヨーカ堂との資本提携および百貨店の天満屋とセブン&アイ・ホールディングスとの3社間による業務提携を締結した。
25年2月期は、販売力強化と生産性向上の施策に取り組んだ。店舗面では、9月に「円山店」(岡山市中区)、11月に「落合店」(岡山県真庭市)、2月に「アルネ津山店」(岡山県津山市)を改装し既存店の活性化を図った。
販売面では、生活防衛意識の高まりへの対応として低価格戦略を強化し、EDLP(エブリデー・ロー・プライス)の「超得」の売価設定の見直しやセブン&アイのプライベートブランド「セブンプレミアム」の拡充・拡販、時間帯別の品揃えの充実に注力した。また、創業55周年企画として特別商品の販売や子育て世代の生活支援のための新たな販促策「子育て応援の日」を導入するなど、新規顧客の獲得に取り組んだ。商品面では生鮮食品を中心に主力商品のブラッシュアップと地産地消などの特色ある品揃えにより商品力強化を図った。
生産性向上の点から、人時を適正化するためAIを活用したレジシフト自動作成システム導入店舗の拡大や自動発注の精度向上を図った。フルセルフレジ導入店舗の拡大により利便性向上にも取り組んだ。また、配送トラックの積載効率の向上など物流問題への対策を行い、業務の効率化とコスト削減に取り組んだ。
25年2月期業績は営業収益586億円(前期比0.2%増)、営業利益22億円(同0.3%増)だった。26年2月期は営業収益592億円(25年2月期比 0.9%増)、営業利益24億円(同5.1%増)の増収増益を見込んでいる。
代表取締役社長 : 野口 重明
| 売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 58,567百万円 | 27.5% | 3.8% | 29.2% | 4% | 2% |
決算期:2024年2月 / 連結










