ファミマ初!FCのコンビニ無人決済化「トモニー中井駅店」の店内と進化、見逃せない懸念とは?
ファミリーマート(東京都/細見研介社長)と西武鉄道(埼玉県/喜多村樹美男社長)が共同展開しているコンビニエンスストア「トモニー」は、TOUCH TO GO(東京都/阿久津智紀社長)が提供する無人決済システムを導入した実用化店舗として、「トモニー中井駅店」(東京都新宿区)を8月13日リニューアルオープンした。
無人決済システムで人件費を削減
トモニー中井駅店(以下、中井駅店)は西武新宿線「中井駅」南口、地下にある改札を抜けてエスカレーターで地上に上がった先にある。駅を利用する通勤・通学客の利用がほとんどだが、中井駅店に限らずテレワークなどで駅の利用客が減少したことによって売上が減少。加えてかねてからの人手不足も重なり、状況を打破する解決策を模索していたところだった。今回の導入は、人件費を削減し健全な店舗運営を可能にするという目的で、ファミリーマートと西武鉄道が協力して行ったもので、ファミリーマートのフランチャイズ店としては初の試みとなる。
基本的に“駅ナカ”コンビニであるトモニーは、改札脇にブース型の店舗として出店している場合がほとんどだ。中井駅店のように駅の外に完全に独立した店舗がある例は珍しく、これが無人決済導入のキーポイントにもなった。ブース型の店舗では店の外から商品へのアプローチが可能で、無人での運営は不可能なためだ。
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