Googleマイビジネスの活用でお客を集める方法 – ポイントは最新性と運用コストの引き下げ

太田 侑希、藤林 郁三(共に株式会社カンリー)
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最も重要なのは最新性

 GMBの運用で最も重要なポイントは、「常に正確かつ最新化されたコンテンツの拡充を地道に行っていくこと」である。
また、掲載順位を気にする声もあるが、順位は検索をしたユーザーの位置情報やブラウザの履歴など、さまざまな要因で変動する。掲載順位を上げるためにGMB
を整備するのではなく、来店前のユーザーに対して正しい情報を届け来店してもらう、つまり来店前からの顧客体験の最適化を重視することが大切だ。

 これまでに述べたGMBの最適化には、大きな障壁が1つある。それは、管理・運用に莫大な時間がかかることである。とく、複数の店舗を展開している企業では、コロナ禍で営業時間の修正がたびたび必要になったり、ユーザの口コミを1つ1つ確認・返信したりと、GMB運用に月100時間以上を費やしている場合も少なくない。さらに、管理するGMBの数が増えれば増えるほど、作業ミスのリスクも増える。

 このような課題に対応するため、株式会社カンリーはGMBやFacebookなどをはじめとするSNSアカウントを一元管理し、データの編集・配信・分析を楽にするサービス「Canly(カンリー)」を開発した。

 Canlyでは以下のようなことが可能だ。

  • 店舗情報の一括更新・修正、投稿・写真の一括配信
  • 店舗情報の改ざんを防止
  • グループごとのデータ分析
  • クチコミの管理・返信コストの削減
  • 情報発信のワークフロー管理
  • 専属エキスパートによる運用最適化

Canly サービスサイトはこちら https://jp.can-ly.com/

 実際に、Canly導入前は月100時間以上のコストがかかっていたが、導入後は月10時間以下に削減することができたとの声も上がっている。次世代のHPともいわれるGMBの最適化を急いでみてはどうだろうか。

 

太田 侑希
カンリー執行役員 早稲田大学商学部卒。野村證券株式会社に入社。富裕層、法人の資産運用、M&A仲介業務等に従事した後、MEO対策をメインに行うWEBマーケティング会社を共同創業。 テック系ベンチャーのGMを経験した後、2020年7月よりカンリーにジョイン。マーケティング、セールス、アライアンスを統括。

藤林 郁三
カンリーCanly事業部CS(カスタマーサクセス) 筑波大学社会学類卒。 創業期からカンリーにインターンとして参画し、新卒で正式に入社。 これまでに5,000店舗以上のGoogleマイビジネスのコンサル、運用代行に携わり、現在はCanlyのツール運用支援を担当。

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