Googleマイビジネスの活用でお客を集める方法 – ポイントは最新性と運用コストの引き下げ

太田 侑希、藤林 郁三(共に株式会社カンリー)
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Googleマイビジネスとは、さまざまなGoogle サービス(Google検索や Googleマップなど)上にローカルビジネス情報を表示し、管理することができるツールである。前回は、なぜ今、Googleマイビジネスを管理・運用する必要があるのかを大きく3点に分けて紹介した。今回は具体的にGoogleマイビジネスをどのようにビジネスに活用していくのか、その実践編をお届けしたい。

スマートフォンを使って店を見つける女性の画像
i-stock/elenabs

Googleマイビジネスをどのように活用するのか

①正しい情報を管理する

 Googleマイビジネス(GMB)には、店舗の基本情報である店舗名、住所、営業時間をはじめとして以下の情報を登録することが可能である。これらの情報は第1回で触れた通り、3936万人に上るGoogleマップユーザーに発信される情報となるため、常に正確かつ最新の状態を維持することが重要だ。

  • 店舗名
  • 住所(マップ上に表示されるピンの位置まで指定する)
  • 営業時間
  • 特別営業時間(一時的な営業時間の変更など)・ウェブサイト
  • 店舗のサービスについての説明文
  • 電話番号
  • 属性(支払い方法、コロナ対策の有無、テイクアウトの有無など)
  • メニュー、サービス、商品
  • その他のURL

 GMBは店舗によって登録・管理されていない場合でも、Googleがウェブ上の情報を収集し、自動的にページを作成する仕様となっている。ウェブ上には古い情報も存在するため、自動生成されたページでは情報が誤っているケースもある。実際に、間違った営業時間をもとに顧客が店舗を訪れクレームに繋がったり、店舗の住所が実際とは違う場所になっており、顧客の足が遠のいてしまったりという事案も多く発生している。そのため、GMBの管理を行うことは単に集客の観点だけでなく、ブランドイメージの毀損や信用低下を未然に防ぐためにも非常に重要となっている。

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