アインホールディングス(HD)は9月7日、子会社のアインファーマシーズが旭川医科大学病院薬剤部と共同で、糖尿病患者が家庭で自己測定した血糖値をクラウド上で管理する研究を始めると発表した。
クラウド上で管理される患者の血糖値データを、病院の医師や薬局の薬剤師が離れた場所から日常的にモニタリングできるようになる。医師は治療の経過確認、薬剤師は服薬状況や副作用の有無の確認などにデータを活用することを想定している。
血糖値データの管理には、医療機器メーカーのニプロが開発した遠隔診療サポート機能付き見守り支援システム「ニプロハートライン」を活用する。アインHDでは、今回の共同研究を通じて、病院の医師・薬剤師との高度な連携が可能な人材の育成を目指す。