アインHD、ドローンによる処方薬の配送実験、ANAなどと共同で
調剤薬局大手のアインホールディングス(HD)は7月18日と19日の2日間、ANAHDなどと共同でドローンによる処方薬配送の実証実験を行う。旭川医科大学病院(北海道旭川市)の医師がオンライン診療を行い、医師の処方箋に基づいて「アイン薬局旭川医大店」の薬剤師が調剤し、オンラインでの服薬指導のデモンストレーションも実施する。
ドローンは、アイン薬局旭川医大店から約540メートル離れた特別養護老人ホーム「緑が丘あさひ園」まで処方薬を運ぶ。ドローンの機体はエアロセンス(東京都文京区)が、医薬品保冷ボックスはトッパン・フォームズ(東京都港区)が提供する。ドローンの運航はANAHDが担う。
オンラインでの診療・服薬指導と連動したドローンによる処方薬配送の実験は国内で初めて。天候が悪かった場合は、8月1日と2日に実験の実施日を変更する。経済産業省北海道経済産業局が、今回の実証実験の事業主体となっている。