ダイドードリンコは7月3日から、自動販売機での顔認証決済サービスの実証実験を始めた。NECの顔認証技術を活用し、手ぶらで飲み物を購入できる仕組みを実現した。ダイドードリンコとNECの本社、大同薬品工業の工場などで約3カ月間、実験を続ける。
利用者はスマートフォン(スマホ)やタブレットなどを用いて、事前に自分の顔画像とクレジットカード情報、パスコードを登録する。自販機のカメラで顔認証し、パスコードを入力すると商品を購入できる。
財布やスマホを持ち歩かなくても自販機で買い物ができるため、オフィスや工場などに設置する自販機で顔認証決済の需要があると見込む。
ダイドードリンコでは、国内飲料事業の売り上げの8割以上を自販機チャネルが占めており、自販機の機能を高めることで同チャネルでの販売強化につなげる。