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ウォルマート、自動運転車両で店舗間の商品配送実験、ガーティックと共同で

ガーティックが開発した自動運転システムを搭載した車両
ガーティックが開発した自動運転システムを搭載した車両を実験に使用する

 米ウォルマートは7月25日、ベンチャー企業のガーティック(Gatik、カリフォルニア州パロアルト)と共同で自動運転車両による店舗間商品配送の実証実験を行うと発表した。

 インターネットで受注した商品を店舗で引き渡す「グロサリー・ピックアップ」用の商品をアーカンソー州ベントンビルにある2店舗で店間移動する。店舗は大型のスーパーセンターと小型のネイバーフッドマーケットで、距離は約2マイル(約3.2キロ)離れている。

 ガーティックはB2Bの短距離物流に特化した自動運転システムを開発しており、同社のシステムを搭載したフォードの商用バンを実証実験に使う。実験では安全のためにドライバーが同乗する。

 ウォルマートは2018年、グーグル系の自動運転システム開発会社、ウェイモ(Waymo)と組んでアリゾナ州フェニックスでグロサリー・ピックアップ利用客を店舗まで自動運転車両で送迎する実験を行った。また、米フォード・モーターとはフロリダ州マイアミ周辺で自動運転車両による食品宅配の実験も行っている。