世界を救うミートテック 培養肉について調べてみた
牛肉生産は、2年からわずか3週間に短縮!?
そんな培養肉の世界で今、注目を浴びている企業が、イスラエルに本拠を置くアレフ・ファーム(Aleph Farms)だ。動物を傷つけることなく、本物の牛肉を作ることに成功。その肉は生きた牛の細胞から培養して作った複合細胞であり、ステーキ本来の食感が楽しめるという。同社作成の動画を見ると、ごく薄切りだが、ステーキ肉片だということは疑いようもないものだ。
ウォール・ストリートジャーナルの報道によれば、このクレジットカードと同じようなサイズの薄切り人口肉は1枚あたり50ドルのコストがかかっているという。アレフ・ファームによれば通常の牛肉の生産は約2年かかるのにと比べて、細胞の抽出から培養、組織形成を経て、最短3週間で出荷が可能だと説明している。
このように培養肉は、従来の畜産のあり方を根底から覆す、確信的的な取り組みだ。食肉ゲームチェンジの日は、刻一刻と近づいていると言えるだろう。
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