大丸松坂屋、ドコモと共同でAI顔認証の実証実験、来店客の動向を分析

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分析したデータは、店舗レイアウトや店舗運営の改善、出店ブランドへのフィードバックなどに活用する。 gettyimages/TkKurikawa

 J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は1月12日、NTTドコモと共同で人工知能(AI)と顔認証ソフトウェアを活用して来店客の動向を分析する実証実験を始めた。

 大丸東京店(東京都千代田区)の4階に2021年10月に開設したショールーミングスペース「明日見世(asumise)」を実証実験の場にする。カメラの映像から来店客の年齢・性別といった属性を推定、商品を手に取った時の反応なども分析する。

 ドコモのクラウドサービス「ドコモ画像認識プラットフォーム」と米リアルネットワークスのAI顔認証ソフトを活用する。分析したデータは、店舗レイアウトや店舗運営の改善、出店ブランドへのフィードバックなどに活用する。

 明日見世では、期間ごとにテーマを決め、出店ブランドを変えている。1月12日から4月5日は、「私とあなたの個性と出会う」をテーマに、環境に配慮したライフスタイル雑貨やファッションアイテム、美容関連など19ブランドが出店する。

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株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室では、日々の流通・小売業関連のニュースを配信するほか、メールニュースなどを通じてDCSオンラインユーザー様とのコミュニケーションを行っております。

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