売場面積4000坪の超大型店「セキチュー上尾店」　SM誘致で地域密着の複合施設へ

2025/07/24 06:00

ダイヤモンド・ホームセンター編集部

埼玉県上尾市にある「セキチュー上尾店」は2000年7月に開業。セキチュー全店の中で売上ナンバーワンの店舗だ。21年2月にはリニューアル、24年９月には食品スーパー（SM）を誘致し、地域密着型の複合店へと生まれ変わった。

4000坪の超大型店舗

　セキチュー上尾店は埼玉新都市交通「羽貫」駅から南西約1.4㎞の場所にある。上尾市北部を中心に、その周辺の蓮田市、桶川市、伊奈町からの来客が多い。上尾市には約22万人が居住し、人口が密集しているエリアだが、ホームセンターの激戦区で「ビバホーム上尾店」「DCM上尾店」「カインズ北本店」など有力店舗がひしめく。

　上尾店は売場面積4000坪という広さを生かし、総合的な品揃えと会社を挙げて強化している接客・サービスで競合との差別化を図る。

　2000年7月にオープンした上尾店は、コロナ禍の21年2月にリニューアルを実施。駐車場を拡大したほか、顧客から支持の高かったリフォーム売場を入口付近へと移動し、売場面積も拡大した。

　24年9月にはSM「生鮮市場TOP」を誘致し、ワンストップで買物できる普段使いの複合商業施設となった。テナントはSMのほか、百円ショップ、飲食店、クリーニング店といった専門店などで構成されている。「SMの来店客にHCにも寄ってもらえるように、モニターやサイネージを活用して、食品と関連する日用品や季節品の販売に力を入れている」と北川泰久店長は話す。