キャンプ特化のノースフェイス新業態も ゴールドウィンが恵比寿に出店した3つの体験型店舗とは
子どもの好奇心を刺激する場所
続いて、同じく新業態の「PLAY EARTH KIDS」に注目したい。同店は、「自然、子ども、遊び」をテーマに、さまざまなキッズアイテムを揃える同社初のエディトリアルショップだ。同店では、サイズアウトなどの理由で着なくなった子ども服を買い取り、リペアして販売する「GREEN BATON」を展開する。
また、子どもの好奇心に訴えかけ、自然に対して興味を持ってもらうよう働きかけるオリジナル商品を揃えているのも同店の特徴の1つだ。たとえば、自由に組み立てられる積み木や、雪の多い寒冷地で使用する「わらぐつ」など、直感的に子どもが疑問や興味を抱くようなアイテムを豊富に揃える。
そのほか、「キッズ」という切り口では、大手ホームセンター(HC)のDCM(東京都)が同施設1階に出店した「DCM DIY place」とコラボレーションで、屋外に巨大遊具「PLAY EARTH PARK #Sound Playground YEBISU GARDEN PLACE」を期間限定で設置している。同遊具は 「音」をテーマにした大型の木製遊具で、子どもが体を使って音を鳴らして遊べる。そのほか屋外では、楽器づくりのDIYなど「音」にまつわるワークショップや子どもと一緒に音楽をつくるライブコンサートも開催する予定だという。
ゴールドウイン広報担当は「都市でできる遊びをテーマに、商品を売るというよりも子どもが来店しやすい店をめざし、子どもの行動力や想像力を育む場所をつくりたい」と説明する。