スクラップ&ビルドで売場拡大!「そうてつローゼンみろく寺店」の注目ポイントを速報

取材・文:阿波 岳 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

相鉄ローゼン(神奈川県/山田浩央社長)は730日、神奈川県藤沢市の「そうてつローゼンみろく寺店」(以下、みろく寺店)をスクラップ&ビルドしてリニューアルオープンした。最寄りの「藤沢」駅周辺には複数の食品スーパー(SM)が出店しており、競争激しいエリアでのシェア向上をねらう。リニューアルの概要を速報する。

 旧店舗から100坪拡大!

 相鉄ローゼンは730日、神奈川県藤沢市の「みろく寺店」をスクラップ&ビルドのかたちでリニューアルオープンした。平面駐車場を屋上に移設することで、1階部分の売場を旧店舗から約100坪拡大している。

 店舗があるのはJR東海道線、小田急江ノ島線「藤沢」駅から直線で約1.2kmの場所。同駅周辺は、「オーケー藤沢店」「ライフさいか屋藤沢店」「サミットストア藤沢駅北口店」など、有力SMが軒を連ねる激戦エリアとなっている。

 一方、近隣の自社店舗としては、半径3.5㎞圏内に「善行店」(神奈川県藤沢市)、「鵠沼店」(同)、「鎌倉深沢店」(神奈川県鎌倉市)がある。

 旧店舗から売場を拡大したとはいえ、みろく寺店の売場面積は約1285㎡(約389坪)で、相鉄ローゼンの標準サイズの店と比べるとやや小型。取り扱いSKU数は、生鮮3部門が1100、総菜が350の合計9900。こちらも標準店よりもやや少ない。

総菜売場では新商品続々

 他方、みろく寺店では総菜を中心に新商品を発売している。その一つが、総菜の「肉屋魂!超粗挽きハンバーグステーキ」(359円、以下税抜)だ。同商品には、精肉売場で取り扱う牛・豚の粗挽き合挽肉を使用。ソースは、トマト・和風オニオン・デミグラスの3種類に、スパイス付きのタイプを加えた計4種類をラインアップした。

 また、鮮魚売場の素材を使って店内調理した「お魚屋さんのエビマヨソース」「お魚屋さんのエビチリソース」(各599円)や「たこ唐揚げ」(538円)もみろく寺店からの新商品だ。

 このほか総菜売場では、鮮魚・精肉部門との連携を強化し、生鮮素材を活用した総菜商品の提案に注力している。詳報はダイヤモンド・チェーンストア91日号およびDCSオンライン+で近日お届けする。

【店舗概要】

  • 開店日 2025730
  • 所在地 神奈川県藤沢市弥勒寺2-6-10
  • 営業時間 9:0023:00
  • 店長 吉田弘志
  • 売場面積 約389
  • 駐車台数 72

取材・文

阿波 岳 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

大学卒業後、社会の荒波にもまれる日々を経験。そこで書籍や会報誌の編集に携わるうちに、メディア事業への興味が芽生え、今に至る。
趣味は喫茶店巡りと散歩。喫茶店での一杯のコーヒーや、街角の散策を生きがいとしている。
これまで全都道府県を制覇するという小さな目標を達成した。何かを極めたり、制覇したりすることには、なぜか人一倍の熱意を注いでいる。
最近の悩みは、ここ数年で増えた体重との戦い。健康の大切さを意識しつつも、喫茶店のコーヒーに合わせたスイーツや、ランチの大盛りがやめられない。今日もまた元気に「大盛で!」と注文しつつ、明日こそ控えめにしようと心に誓っている。

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