JR西日本と中国SC開発は10月2日、広島駅北口に商業施設「ekie(エキエ)」の第4期エリアとして、食品テナントを中心とした「エキエキッチン」をオープンする。地元食品スーパーの「ユアーズ」、ドラッグストアの「マツモトキヨシ」など36店舗が出店する。
エキエは2017年10月の第1期エリア以降、順次開業を進めてきたが、今回の第4期で全面開業となる。全面開業後の店舗面積は約1万400平方メートル、総テナント数は132店舗。
エキエキッチンは、イートインスペース「エキエスタンド」を設置するほか、店内に飲食スペースを併設した総菜店が複数出店。駅利用者の飲食ニーズに対応する。総菜テナントとしては、「RF1」などのブランドで知られるロック・フィールドが展開する野菜中心の総菜店「グリーングルメ」が広島県に初出店、地元の有名イタリアレストランが手がける新業態「ゾーナイタリア オソウザイ」、地元高級和食店「葛(かずら)」が新規開発した串揚げ専門店などが出店する。そのほか、食パン専門店「一本堂」の食パンを使ったサンドイッチ専門店「大和サンド」など4店舗が店内に飲食スペースを併設する。
なお、広島駅南側の商業施設「ASSE」は20年3月末で閉館し、25年に新駅ビルとして生まれ変わる。