イトーヨーカ堂は4月12日、横浜市港南区に食品スーパー「イトーヨーカドー食品館上大岡店」をオープンする。
1974年に開業し、2017年3月で閉鎖した総合スーパー「イトーヨーカドー上大岡店」の跡地でマンションとの複合開発を進めていた。マンションの建設予定地に隣接して2階建ての商業施設を開発、1階にヨーカドー食品館、2階にはスポーツジムの「東急スポーツオアシス」や保育所・学童クラブの「グローバルキッズ」などが入居する。
食品館上大岡店の直営面積は2822平方メートル(商業施設全体の売り場面積は5405平方メートル)。三浦半島の契約農家から仕入れた地場野菜やカットサラダ・輸入フルーツ、洋風・中華総菜の品揃えを充実させるほか、店内の石窯で焼き上げたパンやピザを販売。購入した商品をすぐに食べられるよう、64席のイートインスペースを設置する。
隣接地で東急不動産が開発するマンション「ブランズシティ横濱上大岡」(20年3月入居開始予定)の住民向けには、電子マネーとマンション共用部のオートロックの鍵などが一体となった「FTS nanacoカード」を発行する。
ヨーカ堂は3月に入ってから、東京都足立区と神奈川県厚木市でも総合スーパーの跡地に「食品館千住店」と「食品館厚木店」をオープン。いずれもマンションとの複合開発となっている。