新生小田急百貨店新宿店が、売場面積8割減のなか、模索する百貨店の進化形とは

油浅 健一
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創業の地での挑戦で新生小田急へ

あたらしい新宿店外観写真
新宿店外観

 同店は本館建て替えによる代替営業という位置付けだが、新ビルでの営業再開は未定という。その行く末は当然、代役を担う新宿西口ハルクの状況次第ということになる。

 ハルクは、昭和37年に小田急百貨店新宿店が生誕した地。その場所で、60年の時を経て、惜しみなく投下されるさまざまな取り組みは、百貨店業界が長年抱える課題解消も見据えている。ある意味、運命的な巡り合わせとなる代替営業が、新生小田急への脱皮につながるのか

 まずは、中心となる「食品」(小田急エースでの展開を含む)「化粧品」「ラグジュアリーブランド」カテゴリーで2019年度の水準を目指し、心機一転、邁進する。

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