ライフ最新の戦略フォーマット、ビオラル駅マルシェ大阪店の売場づくりを徹底解説!

取材・文:森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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ビオラル エキマルシェ大阪店

ビオラルエキマルシェ大阪店(ライフコーポレーション)

〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3-1-1
電話:06-6342-0171
JR西日本「大阪」駅桜橋口すぐ(改札外すぐ)

見どころ
▶価値訴求にも力を入れるPB「BIO-RAL」
▶ビオラル靭店で加工した米飯類
▶自然派化粧品、有機ペットフードの品揃え

ビオラル エキマルシェ大阪店 三木尚子店長
三木尚子店長
「BIO-RALの商品を「知る」「使う」きっかけとなるエキナカ専門店として、お客さまのナチュラルライフスタイルをお手伝いいたします」

 ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)は10月26日、JR西日本「大阪」駅構内に「ビオラル エキマルシェ大阪店」をオープンした。差別化をねらった付加価値型フォーマットで、新たな品揃え、売場づくりへ積極的にチャレンジしている。

 大阪駅桜橋口を出てすぐの場所に店を構える。駅構内の商業ゾーン「エキマルシェ大阪」のリニューアルに伴い、核テナントとして出店した。2024年度には大阪駅周辺の「うめきた2期開発」「大阪駅西地区再開発」が完了する見込みで、桜橋口側エリアのさらなる活性化が期待される。

 「ビオラル」は、ライフが展開する食品スーパー(SM)の戦略フォーマットだ。ドイツ語の「BIOLOGISCH(有機の)」と英語の「NATURAL(自然の)」を組み合わせた造語。1号店は16年6月の「ビオラル靭店」(大阪府)。20年12月には、首都圏に「ビオラル丸井吉祥寺店」を出し、今回で3店目となる。

 競争が激化する中、ライフは差別化を図れる分野として「ビオラル事業」に注力している。20年にはナチュラル志向のプライベートブランド(PB)「ライフナチュラル」を「BIO-RAL」へと刷新、各店で販売する。9月現在で144アイテムまで増えた。さらに改装のタイミングで「ビオラルコーナー」を波及。長期的に、同事業で売上高100億円をめざしている。

 エキマルシェ大阪店の売場面積は306㎡。取扱アイテム数は3500。内訳は農産192アイテム、畜産8アイテム、総菜・インストアベーカリー28アイテム。さらに日配は522SKU、加工食品2025SKU、酒類225SKU、生活関連品500アイテムとなっている。

 大きな特徴は、ナショナルブランド(NB)を

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取材・文

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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