焼き肉商戦は新商品で先手を取る!食べ方を含めた商品の提案を
春は家族や友人同士で集うイベントが多く、精肉部門にとっては焼き肉需要を取り込む絶好のチャンスとなる。しかし、原材料の高騰が続くなかで消費者の節約志向が強まり、商品の品質を訴求するだけでは差別化は難しい環境だ。
こうした状況の中、“春の焼き肉商戦”で売上・利益を獲得するためにはどのような販売施策を展開すべきか解説する。
市況分析&来春の方向性
食卓を想定し説得力ある売場をつくる
春に入ると、精肉部門としての実力が試される「焼き肉商戦」が始まる。自社ブランド肉を訴求することで、自店のお客に支持されているか、精肉部門が生鮮部門全体へ利益貢献を果たせているのかがわかるからだ。
ただし、原材料をはじめとした原価高騰による利益圧迫要因を取り払う必要もある。そこで焼き肉商戦を“先手必勝”で勝つための品目を明らかにし、よいスタートダッシュを切るための方法を解説したい。

まず、昨今の実績を振り返ると、「家庭で焼き肉を食べる機会が少なくなっている」という消費動向の変化が浮かび上がる。野菜との組み合わせでさまざまな畜種とスープが楽しめる鍋料理と比較して、消費する肉量が多い焼き肉はそのぶん食費が高くなる。
このことから、節約志向が高まる昨今、焼き肉は敬遠される傾向にあり、家庭で焼き肉を食べる頻度も低下していると考えられる。
こうした状況の中、
店長必読!売場づくりと販促の教科書 の新着記事
-
2025/02/27
2025年夏、総菜の売場づくりを徹底解説! -
2025/02/27
精肉25年夏の販売政策提案!インフレ「焼肉離れ」を乗り越える方法とは何か -
2025/02/26
盆商戦を勝利に導く!25年夏、鮮魚部門の商品政策提案! -
2025/02/26
25年夏の青果販売政策を徹底解説 -
2025/02/07
出店余地拡大にらむ戦略フォーマット!アルビスの300坪小型店のベールをはがす -
2025/02/07
オーケーVS ライフVS 万代 関西・高井田エリア調査で分かった3 社繁盛の理由
この連載の一覧はこちら [133記事]
