焼き肉商戦は新商品で先手を取る!食べ方を含めた商品の提案を
春は家族や友人同士で集うイベントが多く、精肉部門にとっては焼き肉需要を取り込む絶好のチャンスとなる。しかし、原材料の高騰が続くなかで消費者の節約志向が強まり、商品の品質を訴求するだけでは差別化は難しい環境だ。
こうした状況の中、“春の焼き肉商戦”で売上・利益を獲得するためにはどのような販売施策を展開すべきか解説する。
市況分析&来春の方向性
食卓を想定し説得力ある売場をつくる
春に入ると、精肉部門としての実力が試される「焼き肉商戦」が始まる。自社ブランド肉を訴求することで、自店のお客に支持されているか、精肉部門が生鮮部門全体へ利益貢献を果たせているのかがわかるからだ。
ただし、原材料をはじめとした原価高騰による利益圧迫要因を取り払う必要もある。そこで焼き肉商戦を“先手必勝”で勝つための品目を明らかにし、よいスタートダッシュを切るための方法を解説したい。


まず、昨今の実績を振り返ると、「家庭で焼き肉を食べる機会が少なくなっている」という消費動向の変化が浮かび上がる。野菜との組み合わせでさまざまな畜種とスープが楽しめる鍋料理と比較して、消費する肉量が多い焼き肉はそのぶん食費が高くなる。
このことから、節約志向が高まる昨今、焼き肉は敬遠される傾向にあり、家庭で焼き肉を食べる頻度も低下していると考えられる。
こうした状況の中、
店長必読!売場づくりと販促の教科書 の新着記事
-
2025/08/30
「季節の前倒し」がカギに! 今冬の総菜MDの方向性を解説! -
2025/08/30
年末年始の鮮魚商戦、イベント・連休を押さえ販売計画の見直しを -
2025/08/30
専門家が徹底解説! 今冬の精肉MDは「逆算型」の販売計画が成否を分ける -
2025/08/29
年末商戦“以外”でも勝負を! 今冬の青果部門の売場づくりと販促の方向性 -
2025/08/16
GMSの理想像? ヨークベニマルの注目旗艦店「西ノ内店」を専門家が徹底分析 -
2025/06/30
オオゼキ、ベルクス、東急ストア……有力5チェーンがしのぎ削る“三軒茶屋戦争”が勃発!?
この連載の一覧はこちら [147記事]
関連記事ランキング
- 2025-11-21速報!バロー関東1号店「横浜下永谷店」 オープン日の模様を徹底レポート
- 2025-11-21ベルクのディスカウントフォーマット「クルベ」、開店から2年超で見えた変化と進化
- 2025-11-26気づけば5店舗……クスリのアオキが出店増やす「スーパーのアオキ」の全容
- 2025-11-19上期絶好調のバローHD 関東進出直前、小池社長が明かした「攻め手」
- 2025-11-25オープンから2年超のクルベ その至近で競合するヤオコー、2店舗の関係から見えてきたこと
- 2025-11-21楽天撤退、ライフ参入 センター型ネットスーパー激動期へ
- 2025-11-17利益面に明暗……ライフ、U.S.M.H、アークスの中間決算を解説
- 2025-11-12ロピア進出機に阪神エリア随一の激戦地に 兵庫・尼崎エリア視察案内!
- 2025-11-22圧倒的集客力で激戦地を制圧!? 茨城タイヨーの「ビッグハウス」を大解剖!
- 2025-11-11意外にも”共存共栄”? 関西随一の激戦区・西宮の2エリアを徹底視察!




前の記事
