菓子卸のトップ食品が”こだわり”菓子のポータルサイト「イストリア」を今秋オープン、バイヤー向けに情報発信
おいしさ競うユニーク企画も
イストリアは、全国の名産菓子情報を発信するだけでなく、数々の有益なサービスも提供する。
一例は、菓子業界やスイーツのトレンドなどについてのニュース配信だ。会員は日々、送られてくる情報に目を通しておくだけで、最新の業界動向や消費者ニーズも把握できる。菓子店、メーカーにとっては、知ってもらいたい情報を伝える機能になる。
「オンライン勉強会」の開催も計画。菓子メーカー、店の担当者が講師となり、話題商品の紹介や製造技術もレクチャーする。事業承継をはじめとする経営課題などのテーマも扱うことで、菓子業界の問題解決に役立つ勉強会を工夫する。菓子業界、また生協、SM業界が交流できる、有意義な場としても機能させる。
ほかにも、各種のおいしいスイーツを決める「S- 1(スイーツワン)」グランプリ、またWeb展示会の開催、さらに自社データを活用したMD計画の提供などの企画、イベントも計画する。
生協やSM企業の仕入れ担当者にとっては、イストリアに定期的にアクセスするだけで、あらゆる情報を得られるほか、役立つサービスを利用することができる。
将来的には、同サイトの情報を、一般消費者に開放することも視野に入れる。近年、Amazonや楽天などネット通販を通じた買物スタイルは、すでに広く浸透。菓子についても同様で、一般消費者がイストリアを利用すれば、全国の菓子メーカー、店舗から直接、購入できる機能を付加する。
「eコマースの流れはさらに進むだろう。イストリアを通じて知った商品を一般の方が買えるようにすることは、生協の宅配事業やSMでの購入を妨げることはなく、結果としておいしい菓子全般への関心度を高めることができるはず」と藤本社長は意欲的に話す。
今秋、スタートするイストリア。生協やSMの仕入れ担当者はもちろん、多くの人の注目を集めるサイトになるのは間違いない。