菓子卸のトップ食品が”こだわり”菓子のポータルサイト「イストリア」を今秋オープン、バイヤー向けに情報発信
プロ集団が魅力を発信
“本物”を志向する営業方針、また積み重ねてきた独自ノウハウを活用し、トップ食品が今年10月をメドに立ち上げるのがポータルサイトの「イストリア」である。
イストリアは「HISTORY」(歴史)と「STORY」(物語)を組み合わせた造語。「創り手(メーカー)の歴史を重んじ、消費者と、その先にある物語が幸せであるための菓子専門のポータルサイト」との思いを込めた。
同サイトは、味や品質に徹底してこだわった全国の菓子を積極的に紹介。一般には知られていなくても、おいしく、地域の人々から愛される隠れた名品が日本には無数に存在する。そんな商品について、原材料や製法、おいしさの理由などの詳しい情報を届ける。
情報発信のスタイルにもトップ食品のこだわりがある。
こだわり菓子を扱う店に対して、プロのカメラマン、ライターなどがインタビューや撮影を行い、それらの素材をもとに上質なコンテンツを制作。商品の撮影にもプロのスタイリストが立ち合い、商品本来のよさを最大限に引き出す演出はもちろん、業界全体のIT化促進に向けた後方支援も担当する。
同時に、商品の魅力を効果的に引き出す施策にも力を入れる。パッケージや商品のネーミングを見直すなど、幅広い層に受け入れられるようなブランディングを通じ、人気獲得につながる支援も行う。菓子店、メーカーにとっては、自慢の商品を全国販売できるほか、新たな客層獲得の好機になるとあり、前評判は高い。
一方、イストリアは、競合店には並ばない差別化商品を探している生協やSM企業のバイヤーにとっては、貴重な情報源になるだろう。利用するには会員登録(無料)し、ログインするだけ。パソコン、スマートフォンですぐに検索できるようになる。
会員は、現地に行かなくても有益な情報を得られ、利便性は高い。気になる商品をチェック、「見積もり希望ボタン」を押せばトップ食品と交渉を始められる。品質管理は万全、安心安全の商材を扱えるようになるため利用者は大きな安心感を得られるはずだ。
現在、サイトのローンチに向け、トップ食品では急ピッチで準備を進めている。業界No.1の菓子専門ポータルサイトをめざすべく、まずはその先駆けとして全国の200もの店舗、商品、メーカーの参加を予定、情報収集しているところだ。