アイスクリーム市場、価格改定の影響は小さく、22年は天候にも恵まれ堅調に推移
プレミアム、新フレーバー 需要期に向け新商品が続々
プレミアムタイプのアイスも好調だ。今年4月には、よつ葉乳業の「北海道アイスクリーム」シリーズから〈発酵バター〉を新発売。乳酸発酵させた生クリームを伝統的な製法で練り上げた、こだわりの発酵バターを使用したコクのある味わいに仕上げた。また、明治では、国産乳製品(北海道十勝製造)100%使用の新しいミルクアイス「明治 Dear Milk(ディアミルク)」を3月から関東エリアで新発売。乳製品のみでつくった、濃厚でコク深く後味すっきりの味わいだ。
一方、アイスクリームはロングセラーブランドが強いカテゴリーで、なかでもフタバ食品の「サクレ」シリーズは22年も好調に推移。この春は既存品のリニューアルに加え、新フレーバーとして「サクレマンゴー」を新発売した。マンゴーの王様と呼ばれるアルフォンソマンゴー果汁を使用し、ゴロッと角切りマンゴー果肉入りで、深い甘さのあるジューシーな味わいになっている。そのほかにもロッテの飲むアイス「クーリッシュ」からは〈バナナスムージー〉を、森永乳業の「PARM(パルム)ジェラート」からは、〈白桃〉を発売。豊富なラインアップで市場を盛り上げていく。