売上高伸長率10%増のトップバリュ 年商1兆円めざすリブランディングの中身
発売30周年を機に
「グリーンアイ」を進化へ
さらに「グリーンアイ」シリーズからは同日「宮城県産三十浜産わかめ」(80g・税抜298円)を発売した。日本で初めてASC認証を取得したわかめとして発売する。
今年、「グリーンアイ」は発売から30周年を迎える。これを機にさらに持続可能性を追求するブランドへ進化するべく、23年度は品揃えの拡充や、生産者情報の積極的な発信による価値訴求、「グリーンアイ」の進化に向けた協議の開始などに取り組む。
「品質」「価格」の
両観点から選ばれる商品へ
このようにPBの販売強化を打ちだしたイオン。同社だけでなく昨今、食品小売業界におけるPB競争は激化している。たとえばセブン&アイ・ホールディングス(東京都)は2022年度にPB「セブンプレミアム」の抜本的な改革を実行し、22年9月には低価格シリーズ「セブン・ザ・プライス」を発売している。
こうした外部環境に対してイオントップバリ取締役副社長の森常之氏「他社の商品は徹底的に調査しており、たとえばカップ麺であれば具材も1つ1つ計量して比較するほどだ。そのうえで『品質』と『価格』の2つの観点から総合的にお客さまに安いと感じていただける商品を提供していくことをルールとして定めており、追求していきたい」と述べている。
今回のリブランディングによってトップバリュは23年度、さらに売上を伸ばし年間売上高1兆円の壁を越えることができるのか注目だ。