年末が勝負の「新あさひ豆腐」…今年は潜在ユーザーの掘り起こし

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 湯戻し不要で簡単に調理ができ、ふっくらやわらかく、口あたりのいい「新あさひ豆腐」。同商品は、厚みや大きさなどさまざまな形状の商品が揃っており、料理や好みに合わせて使い分けができる。中でも、ひとくちサイズにカットした高野豆腐にかつお節エキス使用の粉末調味料付きの「小さな新あさひ豆腐粉末調味料付」が好評。電子レンジで簡単につくれる手軽さが人気の理由だ。

即席タイプの高野豆腐の発売で食シーン拡大を図る

 さらに今年の春には、カップシリーズとして「カップ小さな新あさひ豆腐」を新発売。熱湯を注いで4分、液体調味料を入れて混ぜるだけの即席タイプの高野豆腐。レギュラータイプのほか、減塩タイプもラインアップし、塩分が気になる人にも訴求する。

 これまで高野豆腐は加熱時間に制限があったが、熱湯を注ぐだけで、ふっくらやわらかく食べられるように新製法を採用することで、即席タイプが実現した。1/6カットサイズの高野豆腐の即席タイプは、高野豆腐業界初の商品となる。

 また、同社では米国グローバルGAP認証取得農場にて栽培・収穫された高野豆腐用の高オレイン酸大豆を開発。オリーブオイルに含まれる注目の成分オレイン酸が、通常大豆の約4倍含まれている。高オレイン酸大豆を使用することで、酸化速度が遅くなり、脱酸素剤や特殊包材を使わずに賞味期限の延長が可能となった。

 この大豆を使用した「新あさひ豆腐うす切り」を23年2月に発売。お味噌汁や野菜炒めなどにぴったりのうす切りタイプで、賞味期限は1年を実現した。

 同年3月には、高オレイン酸大豆を使用した即席タイプの「カップ新あさひ豆腐」を発売。麺のような細切りの高野豆腐で、お箸で食べやすいのが特徴だ。

 和総菜で人気の高野豆腐の含め煮を手軽に楽しめるカップタイプのラインアップ強化で、忙しい朝やオフィスでのランチなど、新たな食シーン拡大につなげていく。

白だし唐揚げとふくめ煮
高野豆腐の白だし唐揚げ(左)と白だしでつくる高野豆腐の含め煮(右)
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