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ウォルマートがショッピファイと連携、自社ECサイトへの第三者出店を強化

ウォルマートとショッピファイの連携したサイト
ショッピファイを利用する1200社が、年内にウォルマートのECサイトに出店する見込み

 米ウォルマートは6月15日、EC(インターネット通販)プラットフォームを提供するカナダのShopify(ショッピファイ)と連携すると発表した。ショッピファイのプラットフォームを利用してECを行っている事業者が、ウォルマートのECサイト「ウォルマート・ドット・コム」に簡単に出店できるようになる。

 ショッピファイは、ECサイトの構築や商品登録、在庫管理、受注管理などの機能をワンストップで提供するECプラットフォームで、世界で100万を超えるオンラインストアがショッピファイを利用している。

 ウォルマートではショッピファイとの連携によって、中堅・中小の事業者を中心に自社ECサイトへの出店を増やしていく。2020年中にショッピファイを利用する事業者のうち、1200社が、ウォルマート・ドット・コムに出店すると見込んでいる。

 第三者がウォルマートのECサイトに出店する場合、出店料や月額料金などはかからない。ウォルマート・ドット・コムでの販売代金から手数料が差し引かれた金額が、出店者に支払われる。

 ウォルマートは今年2月、ウォルマート・ドット・コムの出店者向けに、商品在庫の保管や出荷作業、宅配などを一貫して代行するサービス「ウォルマート・フルフィルメント・サービス(WFS)」を始めている。