モバイル関連の調査会社、米アップアニー(App Annie)によると米国内におけるショッピングアプリのダウンロード数で、「ウォルマート・グロサリー・アップ」がアマゾン・ドット・コムを抜いてトップとなった。
4月5日のウォルマート・グロサリー・アップのダウンロード数は、2020年1月の1日当たり平均ダウンロード数と比較して460%増となり、アマゾンを上回った。アマゾンも20%増だったが、もともとアマゾンのアプリは利用者が多いため、新規ダウンロード数ではウォルマートを下回ることになった。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い食品・日用品の宅配需要が急増しており、アップアニー社によれば3月29日から4月4日のショッピングアプリのダウンロード数は米国内で1440万に達し、1月の1週間当たりのダウンロード数と比べて20%増加した。
ウォルマートはEC(インターネット通販)用のモバイルアプリとして、生鮮を含む食品購入用のウォルマート・グロサリー・アップと主に日用品や衣料品、家電製品などの購入に使う「ウォルマート・アップ」の2種類を提供しているが、今夏までにウォルマート・グロサリー・アップの機能をウォルマート・アップに統合し、ショッピングアプリを一本化する予定だ。