作りたての料理を注文できる「インスタカート・ミールズ」、米パブリックスが導入
米買い物代行サービス大手のインスタカート(Instacart、カリフォルニア州サンフランシスコ)は1月23日、スーパーマーケット(SM)で作りたての料理を注文できる新サービス「インスタカート・ミールズ」を米SM大手のパブリックス・スーパーマーケット(フロリダ州レイクランド)が導入したと発表した。
インスタカートのスマートフォン(スマホ)アプリで、パブリックスが店内で調理するサンドイッチを注文できるようになった。インスタカート・ミールズはパブリックスの受注システムと連携しており、パブリックスの従業員は注文を受けた時点でサンドイッチを作り始める。マヨネーズ抜き、チーズ増量といったカスタムメードにも応じる。
サンドイッチは他の食品や日用品などと一緒に注文することができ、商品はパブリックスの店舗で受け取るか、自宅やオフィスまで宅配してもらうか選択できる。パブリックスでは今後数週間でフロリダ州内の約800店舗でインスタカート・ミールズに対応、数ヵ月以内に全約1200店舗に広げる。
インスタカートは、パブリックスのほかクローガー、アルバートソンズ、コストコなど全米で約350社の小売業と提携。利用者からスマホアプリで注文を受けると、「ショッパー」と呼ばれる買い物代行員が提携先の店舗で商品を購入し、利用者に届ける。2019年には、注文した商品をインスタカートの提携先店舗で受け取ることができるサービス「インスタカート・ピックアップ」を開始、20年1月には全ての提携先で同サービスが利用できるようになった。