ウォルマート、既存店の大半で青果部門を改装、20年夏までに
米ウォルマートは、米国内の既存店の大半で2020年末までに青果部門を改装する。売り場のレイアウトや什器、サインなどを変更し、オーガニック(有機)野菜や地場野菜などの取り扱いを増やす。青果部門のイメージを一新することで、集客力の向上につなげる狙いだ。
青果部門の主通路には平台を並べて、野菜や果物を山積み陳列。青空市場のような開放的な雰囲気を演出すると共に、売場全体を見渡せるようにして、商品を見つけやすくする。カット野菜などを並べる多段冷ケースも高さの低いものを導入する。
通路幅を広げて、大型ショッピングカートでも動きやすくするほか、価格表示のサインを大きくして、ひと目で価格が分かるようにする。また、オーガニック関連商品は一ヵ所にまとめてコーナー展開する。
新しいレイアウトは来店客にとっての買物のしやすさだけでなく、補充陳列作業の効率化など従業員の働きやすさも考慮しているという。