コンビニ売上高、8月の既存店は1.9%減、6カ月ぶりマイナス

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都内のコンビニ店内
日本フランチャイズチェーン協会が21日発表した8月の全国コンビニエンスストア売上高は、既存店ベースで前年同月比1.9%減の8972億円と、6カ月ぶりのマイナスとなった。写真は2020年4月、東京で撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

 日本フランチャイズチェーン協会が発表した8月の主要コンビニエンスストアの売上高は、既存店ベースで前年同月比1.9%減だった。7月の5.1%増から大きく減速、6カ月ぶりに前年実績を割り込んだ。

 8月は緊急事態宣言などの対象地域拡大や期間の延長に加え、全国的に降水量が多かったことから、客数が6.5%減と落ち込んだ。巣ごもり需要により揚げ物などのカウンター商材や温かい調理麺、デザート、酒類などが好調で客単価は5.0%増となったものの、客数減を補えなかった。

 商品部門別の既存店売上高は、弁当・総菜など主力の日配食品が1.9%減、飲料や冷凍食品などの加工食品が6.4%減だった。一方、たばこや日用品など非食品は1.2%のプラス、チケットなどのサービスも7.0%増となった。

 大手3社では、セブン-イレブン・ジャパンが3.1%減で2カ月ぶりのマイナス、ファミリーマートが0.7%減で6カ月ぶりのマイナス、ローソン(単体)は2.7%減で2カ月ぶりのマイナスだった。

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