日本フランチャイズチェーン協会が発表した6月の主要コンビニエンスストアの売上高は、全店ベースで前年同月比1.5%増、既存店ベースで0.8%増だった。前年実績を上回るのは、いずれも4カ月連続。
昨年は緊急事態宣言の解除後も在宅勤務や外出自粛が続いていたことの反動などから、既存店の客数は0.2%増えた。客数の増加は3カ月連続。客単価は0.7%増と3カ月ぶりのプラスとなった。
商品では、カウンター商材やサラダ、酒類、冷凍食品などが好調だった。商品部門別の既存店売上高は、弁当や総菜などの日配食品が0.04%減となったが、加工食品は0.1%増、たばこなどの非食品は2.0%増、チケット販売などのサービスは3.9%増だった。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが0.3%減で4カ月ぶりのマイナス。40周年記念の販促企画などが好調だったファミリーマートは3.3%増で3カ月連続のプラス、ローソンは客数の減少が響いて1.4%減と3カ月ぶりのマイナスだった。