日本フランチャイズチェーン協会が発表した4月の主要コンビニエンスストアの売上高は、全店ベースで前年同月比8.0%増、既存店ベースで6.6%増と共に2カ月連続のプラスとなった。
前年は新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の影響で客足が大きく落ち込んでいたため、その反動で客数が増えた。既存店の来店客数は7.8%増、客単価は1.1%減だった。
コロナ感染が広がる前の19年4月と比べると、客数は8.9%減となっており、ビジネス街や繁華街の店舗を中心に依然として厳しい状況が続いていることがうかがえる。
商品部門別の既存店売上高は、生鮮や米飯類を含む日配食品が6.3%増、加工食品が3.5%増、非食品が8.9%増、チケットなどのサービスが11.9%増だった。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが5.1%増で2カ月連続のプラス。40周年キャンペーンで大型割引などを実施したファミリーマートは9.1%増となった。ローソンは4.2%増(チケット・ギフトカードなどを除く)で15カ月ぶりに前年実績を上回った。