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AOKIHD、21年3月期は123億円の最終赤字に

AOKI
2021年3月期の連結最終損益が123億円の赤字(前期は4億4700万円の黒字)になりそうだと発表した。

 AOKIホールディングスは3月19日、2021年3月期の連結最終損益が123億円の赤字(前期は4億4700万円の黒字)になりそうだと発表した。従来は53億5000万円の赤字を予想していたが、新型コロナウイルス感染拡大で1月に2度目の緊急事態宣言が発令され、想定以上に赤字が膨らむ。

 同社は紳士服専門店「AOKI」などのファッション事業、結婚式場「アニヴェルセル」のブライダル事業、カラオケ店「コート・ダジュール」などのエンターテインメント事業を展開しているが、いずれも新型コロナで大きな打撃を受けた。

 営業損益は75億円の赤字(同66億4900万円の黒字)と、従来予想から55億円の下方修正となった。売上高は前期比21.2%減の1420億円で、従来予想を93億円下回りそうだ。

 紳士服専門店大手では青山商事も、21年3月期の最終損益が292億円の赤字(前期は232億円の赤字)となる見通し。同社は20年12月から21年2月にかけて希望退職を募集、想定を約200人上回る609人が応募した。