日本フランチャイズチェーン協会が発表した1月の主要コンビニエンスストアの売上高は、既存店ベースで前年同月比4.9%減と、11カ月連続で前年実績を下回った。
新型コロナウイルスの感染拡大により、11都府県で緊急事態宣言が再発出されたこともあり、客数が13.2%減と2ケタの減少となった。一方、巣ごもり需要で、生鮮食品や総菜、調理麺、冷凍食品、デザート、酒類などがよく売れ、客単価は9.6%増加した。
商品部門別では、弁当・おにぎり・総菜などの日配食品が6.6%減、菓子・飲料などの加工食品が6.3%減、チケットなどのサービスは13.7%減となった。たばこなど非食品は0.02%の微増だった。
コンビニ大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが2.1%減で4カ月連続のマイナス、ファミリーマートは4.9%減で14カ月連続のマイナス、ローソンは7.1%減で12カ月連続のマイナスだった。