日本フランチャイズチェーン協会が発表した9月のコンビニエンスストアの売上高は、既存店ベースで前年同月比3.0%減だった。前月の5.5%減に比べて回復傾向にあるが、7カ月連続のマイナスとなった。
新型コロナウイルス感染症の影響による在宅勤務や外出自粛が続いたほか、降水量が多かったこともあって客数が11.1%減と前月(9.3%減)よりも悪化した。一方、生鮮食品や総菜、冷凍食品、酒類、マスクなどの衛生用品が引き続き好調だったことに加え、たばこ増税前の駆け込み需要があったことから、客単価は9.0%増えた。客単価が前年同月比でプラスとなるのは、12カ月連続。
コンビニ大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが2.4%増。一方、ファミリーマートは4.7%減で10カ月連続のマイナス、ローソンは5.5%減で8カ月連続のマイナスだった。