ケーヨーは、2021年2月期の業績を上方修正した。売上高は期首初めの予想から70億円上振れする1110億円とした。前年同期比で3.1%増となり、3.4%減とした当初の計画から一転して増収とした。営業利益は22億円上振れする39億円とし、前年同期の約7.3倍となる見込み。
今回の上方修正は、新型コロナウイルス感染症拡大により、第2四半期(3月~8月)が好調に推移した結果を受けたもの。
一方、第3四半期以降については、新型コロナウイルス感染症による経済への影響や個人消費の冷え込み等、先行き不透明な状況を勘案し、売上高は、従来予想よりも下回ると見込み、当初の全面改装計画を見直して下半期に集中させるとともに、来期以降に計画していたDCMホールディングスとの商品統合に伴う費用を前倒しする計画へ変更するなど、経費の見直しを行った。
新型コロナウイルス感染症拡大のフォローの風が吹いたなかで、業績改善のための投資を前倒しするとしているが、第2四半期の業績を基に、通期では増収増益を果たす。
なお、第2四半期決算の売上高は616億円(前年同期比10.9%増)、営業利益42億円(約15.3倍)だった。