ケーヨー

DCMに吸収合併で、ブランド名も消滅
 1974年に、千葉県木更津市にホームセンター(HC)1号店を開店。1979年に会社名をケーヨーに変更し、91年に「ケーヨーホームセンター」の店名を「ケーヨーD2(デイツー)」に変更するなど、勃興期のHC業界を牽引してきた。

 D2は、デイリー・ディスカウントを意味し、EDLP(エブリデイ・ロウ・プライス)の施策を国内小売業の中では早くから取り入れてきたが、競合店との価格競争と品揃えの差別化に苦戦し、その後業績が落ち込んでいた。

 2017年1月にDCMホールディングスと資本業務提携を締結し、DCMと商流を統合し、棚割りを変更。PBもケーヨーのものから「DCMブランド」に切り替えるなど、商品政策の改善に取り組んだ。その結果、収益改善のめどが立ったところで、23年11月にDCMHDが株式公開買付け(TOB)を実施し、24年1月にケーヨーはDCMHDの完全子会社となった。24年9月にDCMHDの事業会社 DCMに吸収合併され、ケーヨーは解散し、店舗名もすべて「DCM●●●店」となって、ブランド名も廃止された。

 なお、吸収合併する前の24年2月期のケーヨーの売上高は917億円、店舗数は164店舗だった。

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