矢野経 2020年リフォーム市場は5.9兆円、9%減予想 コロナ禍の影響はマイナスだけではないと分析
矢野経済研究所は、国内住宅リフォーム市場を調査し、2020年の市場規模は5.9兆円(前年比9.0%減)、2021年は6.2兆円(同4.8%増)と予想した。
ただし今回の市場規模予測は、新型コロナウイルス感染拡大による営業活動の制限や自粛、消費者心理の冷え込みや所得環境の悪化といったマイナスの影響を加味して算出した。一方、コロナ禍における市場への影響はマイナスだけではないとしており、テレワークが推奨されるなか、職住融合型リフォームや郊外の中古住宅需要の増加といった、新しい生活様式(ニューノーマル)に対する需要が見込まれるなど、プラスの影響も期待されるとしている。同社では、30年頃までの中期的展望では、市場規模は6.5兆円前後で推移するとみている。