セブン&アイ・ホールディングスが発表した2020年2月期の連結業績は、営業収益が前期比2.2%減の6兆6443億円、営業利益が3.1%増の4242億円だった。為替レートの影響などで減収となったが、営業利益は9年連続での増益となった。
セグメント別の営業利益は、国内コンビニエンスストア事業が4.0%増の2566億円、米国を中心とする海外コンビニ事業が10.6%増の1020億円となり、両事業で全体の85%を稼ぎ出した。
スーパーストア事業は、イトーヨーカ堂のコスト削減が進んだことで利益が改善したことから0.6%増の213億円となった。セブン銀行を中心とする金融関連事業は1.4%増の536億円と営業増益を確保。そごう・西武が中心の百貨店事業は78.7%減の7億円と大幅な減益だった。
21年2月期の連結業績予想については、新型コロナウイルスの影響で算出が困難なことから未定とした。
■主な事業会社の2020年2月期の業績
営業収益 | 増減率(%) | 営業利益 | 増減率(%) | |
セブン-イレブン・ジャパン | 887,625* | 1.6 | 253,980 | 3.6 |
米7-イレブン | 2,739,833* | -2.9 | 121,654 | 9.5 |
イトーヨーカ堂 | 1,185,147 | -4.1 | 6,522 | 38.5 |
ヨークベニマル | 446,843 | 0.3 | 13,100 | 2.3 |
そごう・西武 | 600,148 | -2.5 | 172 | -94.7 |
セブン&アイ・フードシステムズ | 74,323 | -5.0 | 420 | -67.5 |
単位:百万円 *営業総収入